パソコンの良し悪しはスペック(性能)で決まります。
そして、スペックでパソコンの価格が変わってきます。
メールやインターネット、Wordしかしないから安くていいよと言う方が非常に多く、実際安いパソコンを購入されて、その後、「遅くて困る、なんとかならないか?」と持ち込む方が増えています。
大した事をしないと言っても、Windowsは頻繁にOSの更新があります。
作業中にバックグランドで更新が始まると、パソコンが2つの仕事をしていることになり、安いパソコンの場合、動作が急激に遅くなることがあります。
あるいは、「高いパソコンを買ったのにスピードが遅い」と言う方のパソコンを見させていただくと、スペックが低かったり、スペックのバランスが悪かったりすることもあります。
パソコンの性能
パソコンの性能は、
- CPUプロセッサ
- メモリ
- 容量
- 読み書き込方式がHDDかSSDか
によって変わってきます。
CPU(プロセッサ)
CPUは演算処理の速度で、速ければ速いほど能力が高くなります。
CPUが処理を行う速さは「Hz(ヘルツ)」という単位で表されます。
CPUの速度は、「1.8GHz」とか「2.4GHz」とか書いてある数字の事です。
CPUの性能は、速度とコア(処理することのできる数)の数で決まります。
コアが1つで「シングルコア」、2つで「デュアルコア」、4つで「クアッドコア」、6つで「ヘキサコア」、8つで「オクタコア」となりコア数が多いほど「同じ時間内により多くの処理を行うことができる」ということになります。
家庭で料理をするとき、料理の手際の良さ(スピード)がCPU、コンロの数がコア数と例えると分かりやすいかと思います。
どんなに料理の手際が良くても、コンロが1つしかないと同時進行ができず出来上がりが遅くなりますよね。
複数の料理を同時に作るならコンロの数も複数あった方が良いわけです。
メモリ
メモリは記憶力で、その数値が多ければ多いほど能力が高くなります。
4GB・8GB・16GB・32GBなどがあります。
メモリには、それぞれの作業に適した数値があります。
作業 | 推奨メモリ |
インターネットやメールのみ | 4G |
WordやExcelなどのOfficeのみ | 4G~8G |
画像編集・動画編集 | 8G~32G |
PCゲーム | 16G~ |
WordやExcelなどを単体で作業する場合、4Gでも十分動きますが、Youtubeの音楽を流しながら同時にExcelなどを開き、また、途中メールチェックをするなど複数の作業をした場合、4Gよりも8Gの方がより快適に動きます。
また、動画編集など処理が複雑で、一時的に記憶しておくデータが膨大であれば、より多くのメモリを必要とします。
このように、メモリのサイズが作業に適しているかどうかでも快適に動くかどうかが決まります。
メモリ4Gのパソコンでも、4Gのメモリをもう一枚足し、4Gを2枚使用することで8Gにすることができます。
また、4Gのメモリを8Gに変更することでも8Gにすることができます。メモリを増やすことで快適に動きます。
このようなことをメモリの造設と言い、造設できるかどうかは、それぞれのパソコンによって違います。
容量
容量はパソコンの収納能力で、数値が大きければ大きいほどたくさん格納できます。
容量が少ないパソコンで保存データーが多いと、すぐにいっぱいになってしまい動きが遅くなります。
容量の単位は、GB(ギガバイト)、TB(テラバイト)で表します。
128GB、256GB、512GB、1TB(1000GB=1TB)などが販売されています。
動画などは容量が多いため、主に動画編集などを行う方は、1TBあると安心です。
ただし、パソコンの容量が少ない場合、データを本体に保存せず、外付けHDDやメモリカードなどに保存して回避する方法もあります。
内蔵ストレージ(記憶装置)の種類
内蔵ストレージには、HDD(ハードディスクドライブ)とSSD(ソリッドステートドライブ)があります。
2つの違いは、「読み込み・書き込み」の方式です。読み書き方式が全く異なり、HDDよりSSDの方が、読み書きの速度がはるかに速いのが特徴です。
SSDは軽く、形状も様々で、PCの小型軽量化を可能にしていますが、HDDに比べて価格が高いのが難点です。
以前に比べて、容量が小さいものは安くなりましたが、大容量のSSDはまだまだ高いのが現実です。
このように、パソコンは主に上記の4つの要因で性能が決まり、性能が高ければ高いほど、価格も高くなります。
よって、価格が安いパソコンの場合、スペックが低い場合が多く、「自分が思ったよりも遅い、動作が鈍い」などストレスを感じるようになります。
ただし、スペックが高ければ高いほど良いかと言うとそうでもなく、自分の作業に適したスペックのパソコンを選ぶことが大切です。
遅いパソコンを速くしたい
では、スペックの低いパソコンを購入してしまった場合、あきらめるしかないのでしょうか?
そんなことはありません。
まず、新しいパソコンを買う前に、現在のパソコンの性能を調べます。造設可能か、造設することで快適になるかどうかがポイントです。
また、不要なソフトを削除したり、保存データを他の媒体に移したりして、パソコン内部を軽くすることでも快適に動くことがあります。
スタートアップでは、パソコンと同時に起動する必要のないアプリを無効にすることで、立ち上がりが速くなります。
パソコンを今より速くする方法は、色々ありますので、遅くてお困りの方は一度お気軽にご相談下さい。
メモリを増やしたい、HDDからSSDに変更したい方もお気軽に♪
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