USBと言う言葉は、パソコンをお持ちの方は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
USBを差し込むために空いている穴を「USBコネクターまたはUSBポート」と言い、一般的なノートパソコンには、2つ~4つ程度のUSBコネクターがあります。
このUSBポートに差し込むのは、USBフラッシュメモリやデジカメ、プリンタなどの周辺機器への接続だったりと様々です。
USBのコネクターは、接続する機器などによって複数の種類があり、その形状は様々ですが、一番目にするのは、パソコンのUSBコネクターとそれに差し込むUSBフラッシュメモリーではないかと思います。
USBには、2.0と3.0がある
USBには、2.0と3.0があり、その違いは「転送速度」と「電力供給能力」です。
USB3.0は、2.0に比べてより早くデータや電力を転送、供給できます。単純計算した場合、3.0の速度は2.0の10倍と言われています。
USBフラッシュメモリーにファイルを転送する際、2.0より3.0の方が、素早く転送できると言うことですね。
USB2.0と3.0の見分け方
2.0と3.0の見分け方は、USBの中の色やマークの違いがあります。
中を覗いてみると、2.0は黒色または白色に対して、3.0は青色なのですぐに分かります。
USBコネクターも同様で、3.0は青色なのですぐに分かります。
マークでも見分けることができます。
2.0と3.0は混在している
現在は、2.0と3.0が混在している状況です。
古いパソコンのUSBコネクターは2.0ですが、比較的新しいパソコンでも、複数あるUSBコネクターがすべて3.0ではなく、3.0と2.0が混在しているパソコンもあります。
また、電力の供給ができるUSBコネクターと接続だけのコネクターがあるので、その辺も注意が必要です。
2.0と3.0が混在していることにより、現在はどちらでも使用できるようになっています。
ただし、2.0のUSBコネクターに3.0のUSBフラッシュメモリーを使用しても、2.0の速度になります。
3.0の速度を望む場合、差す方も差される方も3.0でなくてはなりません。
USB 3.0の機器はゆっくり差すと2.0素早く差すと3.0になる
「USB 3.0の機器はゆっくり差すと2.0素早く差すと3.0になる」と言う、都市伝説のような話があります。
これは都市伝説でもなんでもなく事実なんですね。Twitterでは、「まじか!」と話題になっています。
これは、3.0と2.0が混在していることが理由です。
USB 3.0のコネクター(Type-A)は、互換性を保てるよう、USB 2.0コネクターの根元に3.0用の端子(ピン)を追加したもの。このため、接続先に奥まで差し込んで初めて、接続先のぱそこん等にUSB 3.0デバイスだと認識されます。
しかしゆっくり差した場合、根元まで入る前に、接続先の機器は先端のUSB 2.0互換端子部分で状態を判断。接続されたのはUSB 2.0デバイスだと認識してしまうわけです。
せっかく速度の速い3.0を使用しているのに、あまり速さを感じない場合は、ゆっくり差して2.0になっている可能性もあります。
気になる方は、一度試してみてはいかがでしょう。
嘘のような話ですが、理由が分かれば納得ですね。