IT全般

ネット回線が遅い、WiFiが繋がりづらい、アナログ戻しができない

新型コロナウィルス感染症の拡大に伴い、リモートワークをする人も増えていますね。

リモートワークをしなくても、コロナ禍において自宅でネットを使う機会がぐ~んと増えているご家庭も多いかと思います。

一家でスマホやパソコンが同時に複数台繋がっている状態で、回線速度にストレスを感じている方もいるのではないでしょうか。

パソコンやスマホ、タブレットを複数持っているのは当たり前。テレビもネットにつないで、Youtube(ユーチューブ)を見たりNETFLIX(ネットフリックス)を見たりと、そんな時代になっています。

そういう私の自宅でも、多い時は、パソコン2台、スマホ4台、タブレット1台、テレビ1台を同時に繋いでおり、現状ではWiFiは非常に不安定です。

そんな理由から、回線の見直しを計ろうとしたところ、色々な壁にぶつかりました。

問い合わせをするたび、回線会社とプロバイダの間を何回も行ったり来たり(笑)したものですから、この体験が皆様のお役に立てればと思い、記事にしてみました。

マンションの設備が古くネット回線が遅いプラン

現在、私の自宅では、AU光(マンションタイプ)、プロバイダはbiglobe(ビックローブ)と言う組み合わせで利用しています。

NTTフレッツ光+OCNの組み合わせから、2012年に乗り換えたもので、光回線の端末装置(ホームゲートウェイ)は、すでに10年近く使用しています。

自宅はマンションで、現在使用しているゲートウェイはVDSL装置となります。

光端末
※画像はイメージです

WiFiが遅く安定しないことから、WiFiルータを何度か買い直してみましたが改善が見られないことから、おおもとのホームゲートウェイ(VDSL装置)を最新のものに変えてもらおうと思い話がスタートしました。

通信関係は日進月歩なので、ホームゲートウェイも新しければ新しいほどきっと性能が良いはずです。

しかし、契約の内容を確認したところ、下りの速度が最大で100Mbと言う契約でした。

現在は下りの速度が最大で1Gbあるいは2Gbの契約が主流になっているので、単純に計算しても10分の1の速度しか出ないことになります。ちなみに、現在は下りの最大速度が10Gb(AU光)と言う契約もあるようです。

リビングのテレビでNETFLIX(ネットフリックス)を見て、別の部屋でZoomを使いリモートワーク、さらに別の部屋でスマホでゲームをしたりタブレットでyoutubeを見ていたりすると、最大で100Mの通信速度(実行速度では20M程度)では、とうてい賄える速度ではありません。

しかし、引き込んでいるのがマンションタイプのVDSL(最大で100Mb)なので、マンションの回線を高速なものに変更してもらわないと1Gや2Gの契約は不可能です。

マンションの場合、契約変更するには管理組合の決議が必要となり、住民の賛同を得る必要があります。

マンションには色々な年代の方が住んでいるので賛同を得るのはほぼ不可能。残る手段は、戸建て契約して自宅に直接引き込むしかありません。(賃貸の場合は大家さん、分譲の場合は管理会社の許可が必要になります)

回線業者とプロバイダを乗り換えれば、キャッシュバックなど色々な特典(キャンペーン)が受けらるので、現在のAU光からNTTフレッツ光またはNURO光への変更を検討してみました。

しかし、そこには立ちはだかる大きな壁がありました。

アナログ戻し

私の場合プロバイダがBiglobeのため、業者間転用ができないと知りました。(※業者間転用が可能なプロバイダもあります)

この場合、NTTの電話債券(現在は加入権と言うらしい)を所持していないと、光電話の電話番号を引き継ぐことができないということです。(2021年1月現在)

つまり、NTTの電話債権を持っていない人は、プロバイダを選ばないと、プロバイダを変えるたびに光の電話番号が変わってしまうことになります。

今や携帯電話番号はナンバーポータビリティで、携帯会社を変えても携帯電話番号は変えずに済みますよね。

今の時代、当然のことながらプロバイダを変えても番号は引き継げるだろうと思っていましたが、ほんとに驚きましたね~(;^_^A

プラン変更時、電話番号を引き継ぐためには、「アナログ戻し」と言う工事が必要になるということが分かりました。(2021年1月現在、将来は無くなるかもしれません)

「アナログ戻し」とは、業者を変更する時、光電話を一度アナログ回線に戻してから変更手続きをすることです。

「アナログ戻し」をすれば、新しい業者に変更しても電話番号は変わらずに済みます。

『今どき、デジタル回線をわざわざアナログ回線にしなければならないなんて、ありえない!!!』

その「アナログ戻し」をするためには、NTTの電話債券を所有していないとできないということらしいです。

NTTの電話債券がない!

私は引っ越し時に、固定電話回線を光電話に変更しました。光電話なら通話料金が非常に安くなったからです。

連絡はほとんどが携帯電話になり、家の電話はあまり使用しないと言うことからも、光電話を選びました。

その時に、NTTの電話債券のことなどすっかり頭になく、簡単に債券を手放してしまいました。ちなみに、電話債券を手放してもお金は戻ってきません。

その時点で、NTTの電話を「休止」または「一時撤去」等を検討すれば良かったのですが、なにぶん電話の権利について無知(おそらく説明もなかったのでは・・)だったので、このような事態を招いてしまいました。

「休止」とは、電話の権利だけを残して電話番号はNTTに返すこと。「一時撤去」とは、権利も番号も残して電話だけ止めることです。

電話の債権(昔はこう言ってました)は、正式には「電話加入権」と言って、今でも新たにNTTの固定電話を引くときには必要です。

私が初めて自分で電話を引いた時の債権は確か8万円ほど(40年ほど前では結構な額でした)でしたが、現在の電話加入権は36,000円+税です。

家のアナログ電話

余談ですが電話債権は、今でも質に入れたり質屋で買うこともできます。

金券ショップに持ち込んでも、現在は電話加入権が余っている状態なので、2000円にもならないようです。

とにかく、今となってその債権が必要になってくるとは思いもよりませんでした。

権利(債権)がない限り、業者を変えれば光電話の番号が変わってしまうのは、もはや致し方ありません。

「今の時代にこんな話はないよね~~ヽ(`Д´)ノ」とも思いますが、個人の力ではどうにもなりません。

電話番号の変更を受け入れて、回線速度の速い契約をするため、マンションタイプでも個別で回線を契約することを検討しました。

また、ここからが長い戦いになります(笑

回線速度の低いマンションでも、個別契約(一戸建て対応)で回線速度の速い契約に変更できるのか?

できれば、各種キャンペーン(キャッシュバック)を利用して、少しでも安くしたいのが本音です。

長くなりましたので、このつづきはまた。

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