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自分の検索した内容の広告が出てビックリ|これからの広告はどうなる?

スマホやパソコンで、自分が興味があって検索したり、購入しようと調べた商品の広告が出てきてビックリしたことはありませんか?

シミに悩み「シミを薄くする方法」などと検索すると、「シミ取りクリーム」が。そろそろマンション購入しようと相場を調べると「マンションの広告」が。位置情報をオンにしていた場合、住んでいる地域のピンポイントの物件が表示されます。

検索した途端、瞬時に表示されますから、ビックリするやら気持ち悪いやら・・・

驚く

また、購入しようと検索していたけど忘れていた商品の広告が表示されると、思わず買ってしまったと言う経験もあるのではないでしょうか?

広告は、大きなお世話だったり、役に立ったりと、デメリットもあればメリットもありますよね。

広告が表示される仕組み

なぜ、このように自分が興味を示した広告が表示させるのか。これにはちゃんとした仕組みがあります。

まず、調べ物をしたり、商品を購入するには、サイトにアクセスします。サイトにアクセスするために、私たちは、ブラウザやアプリを利用しています。

ブラウザとは、Apple(アップル)やGoogle(グーグル)、Microsoft(マイクロソフト)など大手企業が開発した「サイトを閲覧するソフト(プログラム)」のことで、このソフトにより画面にサイトが表示されます。

ちなみに、ブラウザは、Apple社の「サファリ」、Google社の「クローム」、マイクロソフト社の「Edge(エッジ)」などが有名です。

このブラウザには、クッキーと言う個人情報を保存する仕組みがあり、保存されていることで私たちは便利に利用しています。

このクッキーに保存された個人情報は、第三者(広告仲介会社など)も閲覧することができ、この個人情報を基に適切な広告が表示されるようになっています。

例えば、ある人が、分譲マンションを検索し、その後、ベビー用品を購入したとします。位置情報などが有効になっていれば、その地域のファミリー向け分譲マンションの広告が表示されるようになります。

これは、ブラウザに限らず、スマホのアプリでも同じことが起こっています。

この広告は、ターゲッティング(追跡型)広告と言われ、必要としている人に必要な広告(提案も含め)が届くので、少ない予算で、成果が出やすいのが特徴です。

テレビコマーシャルのように、万人に向けて打つ広告は、ターゲットを狙い撃ちしづらく費用も高額のため、主に大手企業が利用してきましたが、ネット広告は、小さなお店でも広告が打てるので、利用する広告主は爆発的に増えてきました。

しかし、このターゲッティング広告を快く思わないユーザーも増え、今では、不要な広告に追跡されたくないユーザーが6割にも上ると言われています。

追跡されたくない、クッキーに情報を残さない方法

ブラウザを使って調べ物や閲覧するときに、クッキーに情報を残さない方法はいくつかあります。

クッキーを無効にする

ブラウザの設定で「クッキーを無効」にすることで、クッキーに個人情報を残さないことができます。

ただし、Googleのブラウザ「クローム」などでGoogleアカウントを使用するにはクッキーを有効にする必要があります。

便利に使いこなすには、今のところクッキーを利用するのが前提となっています。

ブラウザのプライベートモード(シークレットモード)を使う

ブラウザには、普通のブラウザと「プライベートモード」があります。クロームの場合は、シークレットモードと言って、Googleアカウントの右隣りの3点マークをクリック、「シークレットウィンドウを開く」をクリックすることで、使用できます。

Googleメニュー

シークレットウィンドウをクリックすると、「シークレットモードです」と表示された真っ黒な画面が開きます。

シークレットモード

シークレットモードでは、端末(PCやスマホ)に閲覧情報やクッキー情報が残りません。家族との共用PCや自分以外の端末で、他の人に閲覧履歴を見られたくない場合などに使うことが多いですね。

アプリで広告を非表示にする

広告はすべて不要の方は、アドブロッカーなどの「広告ブロッカー」アプリを利用することで広告を非表示にすることができます。

ただし、すべての広告がブロックされるとなると、今までの「ネットの情報(コンテンツ)は無料」という考えはなくなり、「情報は有料」となるかもしれません。

ネットでコンテンツが無料で提供できるのは「広告収入が支えてきた」側面もあるからです。

今後も、手法を変えながらもネットから広告がなくなることはないと思います。

ターゲッティング広告の仕組みが変わる

現在、ネット広告は大きな転換期を迎えています。

ユーザー本人が知らないところで個人データが乱用されるのでは?という懸念が広まり、ターゲッティング広告の仕組みが変わろうとしています。

Appleでは、広告用の端末識別IDや閲覧履歴は、「事前にユーザー本人の承認が必要」としています。

Googleでは、2022年までにクッキーに保存された個人情報や閲覧履歴を第三者が取得することに制限をかけるとしています。

これにより、広告主は今までのように簡単に「狙い撃ち広告」が打てなくなります。

今後の広告について

今後、Googleは人工知能(AI)を使ってユーザーをグループ化し、個人を追跡しない形で個人の思考や嗜好にマッチした広告を打てるようにするとしています。

そうなると、自分と同じ思考や嗜好の方がグループ分けされると思われますが、逆に、同じグループの方にあってみたい気もします(笑

価値観が同じ、欲しい物が同じ、趣味が同じ、など多くの共通点があればあるほど、話が合うのでは?と思うのは単純でしょうか?

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