ネットで物を買うとき、気になるのがレビューや口コミですね。
私も、購入したい商品は必ずレビューや口コミを見ます。
色々なショップやサイトでレビューや口コミを見ますが、信ぴょう性のない口コミやどう見ても「さくら(客のふりをして普通の客が買う気を起こすようにしむける役)」では?と思うものもチラホラ見かけます。
「さくら」かどうか判断できれば良いのですが、ネットでの買い物に慣れてないとなかなか難しいのが現実です。
特に、Amazon や楽天での買い物は、星の数で評価してしまいがちです。
「さくら」による評価を信じて購入し、失敗した経験があるかたもいるのではないでしょうか。
以前から「さくら」対策が求められていましたが、Amazon が「さくら」対策に本気で乗り出したようです。
Amazonのサクラレビュー対策でアカ凍結された中国の越境EC会社、売上が45分の1に
Amazon の「さくら」対策
今回、Amazon のアカウントが凍結されたのは、中国製品ブランドの複数の公式ストアです。
販売戦略として全てのストアは、新製品を発売前に、Amazonを通じてレビュワー(レヴューする人)にサンプルを無償で提供し、感想を投稿してもらうことができます。
これは違法ではありません。
ただし、レビューの内容をコントロールすることはできません。
そこで、違法のストアはレビュワーに直接連絡し、無料でサンプル提供する代わりに、高評価をお願いする、または、星5つで割引クーポンを提供するなどとレビューをコントロールする作戦に出ました。
また、低評価を付けたユーザーに直接連絡をし、クーポンや製品と引き換えに高評価に変更してもらうと言うこともやりました。
このような行為は、Amazon のガイドライン(規約)に違反する行為で、今回、このような行為を行っていたストア(企業)のアカウントが凍結されました。
凍結されたことにより、売り上げが激減した企業は、倒産の危機にも直面しているところもあり、Amazon にアカウントの復活を申請していますが、今のところ、通っていないようです。
ユーザー(買い物する人・ネットを利用する人)を守るためにも、Amazon の毅然とした対応は頼もしい限りです。
ただし、Amazon の取り締まりから零れ落ちている企業もまだまだ多数ありますから、「さくら」に引っ掛からないためには、自分で自分を守るしかありませんね。
「さくら」の見極め方
Amazonや楽天などのショッピングモール以外の、レストランや店舗、施設などの口コミが多い「Google検索」の口コミにも「さくら」が見受けられます。
そんな「さくら」ですが、簡単な見極め方がありますので、参考にしてください。
口コミがある一定の期間に集中している
ある一定期間に、口コミが集中している場合は、口コミを投稿する業者に依頼している可能性があります。
投稿日などを見て、自然な口コミかどうかを見極める必要があります。
口コミの文字数が一定である
口コミを投稿する業者に依頼した場合、文字数を指定することが多く、例えば50文字位で頼んだ場合、50文字の口コミが並ぶ感じになります。
海外に依頼した場合、日本語がおかしくなる
詐欺メールでも言われていることですが、日本語の表現がおかしいことがあります。
日本在住の外国人の方の正当な投稿もありますが、アプリを通しての翻訳が直訳翻訳になっている場合があり、日本語の言い回しが変なケースが見受けられます。
星5と星1が極端に分かれてる
星5と星1が極端に分かれており、中間がない場合も注意が必要です。
星1を付けられた評価を挽回するために、星5を投稿することで、全体的な星の評価を上げることができます。
(※ amazon の場合、全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されていません。)
また、星5の評価を信じて購入した方が、実際の商品が粗悪だったため、使用後に星1を付けることで、極端に星が分かれることがあります。
ネットでの口コミに慣れてくると、「さくら」や「やらせ」かなんとなく分かってきますが、それまでなるべく失敗したくありませんよね。
上記の例を参考に、「さくら」を見極めてくださいね。